| ダカール滞在記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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アフリカ(Africa)
<アフリカという大陸について> アフリカでよく知られている国はどこであろうか。ここセネガルに来る直前の知識を思い出してみると、北の地中海沿岸には「モロッコ・アルジェリア・リビア」などがある。しかし、エジプトは地図の上ではアフリカ大陸であるが、イスラム故なのか中東諸国と同列に扱われアフリカとして認識されていない。中近東と表現されることが多い。 さて今回滞在するのは西アフリカのセネガルであるが、西アフリカは「ギニア・マリ・モーリタニア・セネガル」等のことを言い大西洋岸である。西アフリカから想起されるのは“砂漠、灼熱の大地、部族の祭り、パワフルな音楽”であるが、“飢餓貧困、紛争、伝染病”等の問題が多いイメージのほうが大きい。 アフリカには約2000の部族と言語があったと言われ、文字はなく、いわゆる歴史は縦に繋がっていない。最近、発掘調査から人類の祖先=イブ誕生の地と言われようになった。時代を記録した文章はなく、セネガルなどでは口承詩人の「グリオ」と呼ばれる人達が“生ける歴史書”となっている。
一方、アフリカという大陸は、欧米諸国の持つ歴史と文化を押しつけられてきた。彼らの共同体、王国・歴史・言語・宗教・部族をすべて無視して「国」という価値観がつくられていった。独自の文化を保存発展させていくということは教えられなかった。生活の便利さはすべてに優先される。 <セネガル共和国 Republic of Senegal >
<セネガル共和国> セネガル共和国は北緯12度から16度の位置あり、フィリピンのマニラとほぼ同じ緯度である。6月から10月は雨季であり、サハラ砂漠に向かって湿り気のある季節風が吹き、全土に雨をもたらす。この時期は気温30度、平均湿度も90%と非常に蒸し暑いそうだが、現地の日本人に聞くと、日本よりは過ごしやすいと言う。 社会文化面ではフランスの影響を受けており、他のアフリカ諸国に比べると文化水準は比較的高いというが、あくまで比較的である。舞踏、音楽は伝統文化の中で大きな比重を占め、グリオ(吟遊詩人)のような特定の社会階層の強い影響下にある。民族楽器のコラを奏で、祭りではタムタム(太鼓)のリズムが鳴り響く。また、セネガル相撲があるらしいが、日本人からは見に行ったという話を聞くことはあまりない。モンゴル、ハワイに続いて、日本の相撲に登場したら面白いかもしれない。思わず、廻しをつけた黒人が土俵を占領する姿を想像してしまう。 <宗教国家とムリッド> 宗教的にはイスラムの影響が強く、北アフリカから国境を越えて侵入しており、セネガルでも92%を占めている。セネガルはイスラムを憲法に掲げていないが、イスラム教の中にもいくつかの信者集団があり、セネガルでは人口900万人のうち、「ムリッド」という組織が300万人と優位を占めている。現在のワッド大統領はムリッドであることを認め、宗教団体が国家を担っていると言える。 一方、セネガルのGNPは173番目(205カ国中)、セネガルには国際競争力を持つ産業や資源はない。1日300円以下で暮らす人の割合は33%以上である。ダカールの町中は割と治安が良く、注意しながらであるが、夜食事に行くことが出来る。モーリタニアではお酒をほとんど飲めないが、セネガルでは大丈夫である。その治安の良さはムリッドの力によるところが大きいと言われている。 |
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