| カナリア諸島記 | ||||||||
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【アンギュラスとの出会い】 朝10時過ぎ、疲れ過ぎていたのか、荷物の不安のためなのか、私は早めに起きる。妻はまだ寝ていると言ったため、朝食に出掛けると、既に大島さんは灰皿を満杯にして、コーヒーを飲んでいた。大島さんは“ウィスキー党”にして“ヘビースモーカー”である。 やはり商社マンである、その行動は素早い。我々はその言葉を信じて、11時過ぎから市内散策に出る。驚くほどきれいな街である。「道路に砂がない、ゴミが落ちていない、それに比べダカールの街は、あそこは・・・」と妻が呟く。「おお、デパートがある、ダカールには値段が高いスーパーしかない!」と主夫である私は嘆く。 午後2時、着いたときの服装のままで、フロントで薦められたホテル近くのスペイン料理店に赴く。客がいない、やっているのかなと不安になるが、まあ、入りましょうと大島氏に肩を押される。メニューを見ながら、大島氏は大好物を発見した。 ★大島曰く、 彼は博識を披露してくれたが、そうか、彼はウィスキーだけでなく、何でも飲めるのかと思いながら、料理の美味しさに舌鼓をうつ。
【酒のつまみは刺身、そして人生】 そして、大島氏は食事をしながら、持ってきた本について話し出した。 この人の熱き心と思いにふれた気がした。熱血漢である。 食事を終え、彼はシェスタに入るという。既にスパニッシュしている。我々は再度ウインドウショッピングに出掛けることにしたが・・・。
夜7時半過ぎ、ホテルからビーチ沿いを歩いて“銀座”という店に向かう。二神さんの上司である桜井さんが来ており、一緒に食事をしたいとのことである。桜井さんから、和食でいいですねという確認があり、大島氏が二神さんに依頼した手配の中には「和食が食べたい」という項目が大きく占めており、大の和食党であることが分かった。 ここは韓国人の経営であり、韓国風の前菜が所狭しと並ぶ。ほとんどが韓国料理であるが日本食もあり、ローマ字で書かれている。メニューを見ながら、 イカタコ、マグロ等久しぶりの刺身をつまみながら、3人の商社マンの語らいは進む。冷や奴を頼んだら中華味の温奴が出てきて笑ったが、なかなか美味しかった。日本酒徳利が何本も、掘り炬燵式のテーブルの上に並ぶ。 と語調強く語った。さらに日本酒を重ね、話はどんどん盛り上がる。 その時、はにかんだ顔が印象的で、その瞳の中にはたまらなく、優しさが浮かんでいた。 【朝までイカタコチーム】 二神さんは、明日一旦帰国して、3月中旬からここに所長として正式に勤務するという。二神さんは31歳、フランス語が専門だったが何故か水産部に配属され、この地に来るようになってスペイン語を覚えたという。言葉だけでなく、生活スタイルも、考え方もスペイン化、ラテン気質を出しているように思えた。しかし、好男子である。 桜井さんに聞くと、日本の船は少なくなり韓国船が多いとのことである。また、日本船は主な幹部だけ日本人が乗船しており、後は東南アジア籍の船員が多いという。 我々は一瞬困ったなと顔を見合わせたが、酒が入っていたせいもあり、しょうがないや、待ちましょうと言ったが、半分以上は期待感を失い、今夜も着替えなしを覚悟した。
桜井さんに「明日は何をしますか?ゴルフでもしませんか」と聞かれ、妻は「直ぐにやりたい」と一言。ゴルフシューズは持ってきたが、トランクに入れてきたため、本当に出来るのかと思案した。 と目を細めながらニヤリとする。なんと二神さんのラテン気質が大島氏に乗り移ってしまった。この後、我々はホテルに帰ったが、3人は韓国カラオケで盛り上がり、朝まで続いたと言う。 なお、トランクはラス・パル・マスに着いた事を確認できたが、配送は明日の朝になるとのこと。はて、朝とは何時のことであろうか。夜は更けていく。 【芝生のゴルフに感動し・・・】 結局、トランクは翌日午前11時前にホテルに配送され、やっと着替えることが出来た。 グラン・カナリア島は風景がバラエティーに富み、ミニ大陸と言われている。面積1572I、人口は約46万人。温暖な気候とスペイン風のエキゾチックな風景の高級リゾートして親しまれている。日本ではさほど知られていないが、欧州での避寒地となっており、アメリカ人はカリブ海、日本人がハワイに行くが如しである。海や山、ヨット、ダイビング等様々なものが楽しめる。 午後からゴルフをしたが、金杉物産の韓国人社員も参加し、大いに堪能した。我々は3人で回ったが、 さらに、感動のあまり我々はコースを間違え、キャディーマスターからチェックを受けた。そしてスコアは・・・悲しい。
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