| カナリア諸島記 | ||||||||
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我々はこの地に3日滞在し、次の目的地テネリフェ島に向かう。午後3時にジェットフォイルに乗り1時間半。ビジネスクラスもあり、約200人程度が乗れる船である。波も穏やかであり、快適な乗り心地である。 船の中で大島氏の熱き思いがさらに語られる。 と言って、ずっと口ずさんでいた。
船はテネリフェ島の中心地サンタ・クルーズに到着。気温20度、埠頭から見える街並みは整然としており、車の車線の間に並木の囲まれた遊歩道があるストリートも美しい。 と、ガイドブック以上の知識を披露する。 我々はタクシーに乗り、観光の中心地プエルト・デ・ラ・クルスに向かう。左手に大西洋を見ながら高速道路を走る。右手には長い稜線と岩肌を持つ山並みが続き、山裾は広大である。 45分程度で“HOTEL エスメラルダ”に到着。ここ観光の中心地プエルト・デ・ラ・クルスにはホテルが建ち並ぶが、まずは星の数ほどのホテル群に驚く。まるで熱海と江ノ島を合わせたような雰囲気で、これだけのホテルがあって経営が成り立つのかを考えてしまう。さらに、お土産屋と各種のレストランが、これまた星の数だけある。
【イカタコならぬイルカ・クジラ】 チェックインを済ませ、夕方のドリンクタイムに入る。勿論、大島氏はウィスキーのダブルである。私の妻は「何か変だね、このホテルにはお年寄りとペットばかり」と言う。 そう言いながら、バーのお兄ちゃんとはアミーゴになり、ウィスキーのダブルを並々と注いでもらっている。と思えば、フロントの“ネーチャン”には英語で「へえぇ、乗馬をやっているの?乗馬でなく乗男(じょうだん)は・・・」と英語でジョーダンを言っている。まさに、商社マンの情報収集はこれだという姿を垣間見た。 妻は「明日はどうなさいますか」と問う。 翌日、2時間ほどのイルカ・クジラ・ウオッチングに出掛けた。イルカのようであったが、小さな鯨を見ることが出来た。大島氏は下船後、気持ちが悪くなり、船酔いをしたという。実は船は苦手であったという。いい人である、最後まで弱みを見せない気丈な大島氏に感心した。
夜、食事に出る。いつも通り、大島氏がフロントの女性から情報収集したレストランである。泊まったホテルからタクシーで15分ほどのところにあり、小さな漁港にある、鄙びた趣のあるレストランという風情である。そこで、カナリアに来て初めて日本人観光客に出会った。とはいえ、ドイツ人と結婚してドイツに住んでおり、やはり避寒にきたとのことである。 大島氏は船酔いのためか、ほとんど食べられない状態であったが、相変わらずウィスキーのダブルと灰皿は積み上げられていく。 彼の独り言を聞きながらも、我々夫婦は黙々と飲み、食べる。 ここでもゴルフをすることが出来た。ホテルのフロントで予約をお願いするが、9ホールしか出来ないという。そんなわけがないと思ったが案の定違っていた。そのホテルでゴルフをする客は少なく、そのフロントもゴルフをやらなかっただけである。 大島氏はやはりすごい、ゴルフの腕は大波小波を繰り返しているが、初めての人とも直ぐにうち解け、会話をしている。 我々は、ダカールのゴルフ仲間とこの地で一緒に出来ることを切に願った。そのゴルフ場はチャンピオンシップも開催され、クラブハウスには孔雀もいた。ダカールにはゴルフボールを持ち去るトンビしかいない(保護鳥であるが)。
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